天皇賞・春。単勝1.1倍のダントツの1番人気ディープインパクト。

 勝ちました。最後は手綱を緩める余裕のレコード3.13.4。

 敵はここにはいない、己だけの、タイムとのレース。圧巻です。

 3.13.4・・・それまでのレコードは3.14.4。忘れもしません。私がここまで競馬ファンを続けているのもあのレースがあったから。何度見ても身震いしてしまう衝撃のゴール前のあの瞬間。

 1997年、第115回天皇賞・春。そこに集いし3強、サクラローレル、マーベラスサンデー、そしてマヤノトップガン。

 「大外からなにか1頭突っ込んでくる!トップガン来た!トップガン来た!」

 かの名実況アナウンサー、杉本清氏の名実況レース。そんな彼もまたトップガンが来ることを予想して実況していたのこと。あえて「なにか」と言うところがさすがです。逆にNHKのカメラではトップガンをとらえたのはゴール直前。遅いです。あれ以来、NHKの競馬中継はフジが終わってからしか見ていませんね。

 そんなレースでマヤノトップガンが出した驚異的なタイム1.34.4。日本レコードであると同時に世界レコードでもあったタイム。そう、今日が来るまでは・・・

 それがあっさりと1秒も更新されたわけで・・・ディープが嫌いってわけじゃないけどちょっと複雑な気持ちです。どうせならトップガンの仔であるチャクラ(ブービーorz)に作ってもらいたかった・・・とね。

 ディープはこれから世界へ羽ばたきます。トップガンは直前になって屈腱炎で引退し、為し得なかった海外競馬。ぜひその力を世界で、そしてライバル、ハーツクライと対戦するのを楽しみにしています。

 あと、スイートピーステークスを勝ったカワカミプリンセス。キングヘイローの仔です。研修で見れないけど、オークスではこの馬が勝っていることを願っています。ああ見たい・・・

 そんな感じでトップガンとキングヘイローが好きなにわかでした。